「せん茶バージョン2」公開しました

おかげさまで、本日6月23日よりせん茶2.0.0版を公開いたしました。

メジャーアップデートということで、大きく進化しています。

その内容についてご説明いたします。

1、マルチユーザ対応

複数のユーザを作成が可能となりました。ユーザ間でのデータの共有等が可能となっています。
またユーザごとに権限を設け、ユーザが操作できる範囲も設定できるようになっています。

2、監査ログ機能追加

1で複数のユーザが対応になったことを踏まえ、ユーザのログイン/ログアウトを履歴にして残るよ うになりました。
だれが、いつ、ログイン/ログアウトしたのかを分かりやすく知ることができます。

3、帳票データのExcel出力

作成した帳票データをExcel形式で出力することができるようになりました。見積書・請求書・納品書ごとに、期間を絞った出力が可能となっています。

4、メール送付機能の追加

作成した帳票を、そのまま顧客へとメールで送信が可能となりました。顧客だけにとどまらず、同じ会社の上司や同僚に出すことも可能となっています。
顧客側はそのメールを確認し、「せん茶」の中で確認、コメント等をつけることが可能となっています。

5、帳票間でのコピー対応

見積書から請求書といった、帳票間での内容の転記が可能となりました。

6、帳票に横向きを追加

これまでの縦向きのフォーマット以外に、横向きフォーマットの帳票も作成することができるようになりした。

以上の6つの機能がせん茶2.0で追加された主な機能となります。
その他にも、文言の追加といったせん茶をわかりやすく使用するための追加等もされています。

また、開発ブログでも上記の機能について詳細な内容を記載する予定です。
ぜひ、せん茶請求書バージョン2をお使い下さい!

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新機能:確認依頼の説明

今回は現在開発中の2.0.0版から追加される機能のうちの1つ、「確認依頼」機能の一部を紹介をします。

確認依頼機能とは実際に作成した「見積書」、「請求書」、「納品書」をお客様に確認していただくための機能です。

それでは、実際に開発中の画面を合わせて説明します。

 

1.ユーザ側の操作

確認依頼メールを送信する為の設定を行います。
初めの画面では「宛先」、「送元」、「顧客確認ページログイン用のパスワード」の設定を行います。

「宛先」、「送元」の設定では項目右側にある「登録情報から選択」ボタンを押下することで事前に登録してある「自社担当者」、「顧客担当者」の情報を利用できます。

各項目の入力が終了したら「次へ」ボタンを押下してメール本文の設定に移ります。

メール本文は先ほどの画面での入力情報を元に自動で生成されます。この本文の内容はユーザーも改変できるようになっています。

入力が完了したら「確認」ボタンを押下して確認画面へ移行します。

先ほどの入力項目を再度確認し、問題がなければ「送信」ボタンを押下して本文を送信します。

これで確認依頼の送信が完了しました。
安全管理上、パスワードは別途メール送信していただくことになります。

 

2.顧客側の操作

メールを受け取った顧客は本文に記載してあるURLより帳票データの確認を行うことができます。

顧客は上記画面で別途受け取ったパスワードを使用し、帳票データの確認画面へログインします。

ログイン後の上記画面の「ダウンロード」ボタンを押下して帳票データの確認を行っていただきます。

データの確認が完了できたらステータスのチェックと任意で本文の記載を行い返信をしていただきます。

これで確認依頼機能のひと通りの流れが終了となります。

 

 

この他にも2.0.0版ではより便利な機能が多数追加されます。
次回メージャーアップデートまで今しばらくお待ち下さい。

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印鑑の登録処理について

6月中旬に発表予定のメジャーアップデートに向けて誠意製作中の開発チームです。
今回は、印鑑の登録処理についてご説明します。

印鑑の登録といっても、「せん茶請求書」の操作的な部分ではなく、プログラム部分の説明となります。
そのため、中には難しいと感じられる方もいられるかもしれません。
どうしても知りたいけど、わからなかった、という方は、コメント等を残してくだされば幸いです。

せん茶請求書では、印鑑をPDFに捺印する機能を持っております。
しかし、印鑑画像をただアップロードして、それをPDFに貼り付けるだけとはいきません。
理由は、ごくごく一般的な画像、jpegやpngを貼り付けてしまうと、その後ろの書いてある文字が見えなくなってしまうからです。
そのため、「せん茶請求書」ではプログラム内でアップロードされた画像を、透過させるという処理をとっています。

その操作をしている場所は、
app/models/company.phpとModel/charge.phpのindex_set_dataという関数の中にあります。
どちらも同じ処理になっていますが、今回はcompany.phpを例にとってご説明します。

1:画像の確認

155行目にある、
if($_param[‘Company’][‘image’][‘size’]>0){
if($_param[‘Company’][‘image’][‘size’]<$limit){
印鑑のサイズを確認しています。もしも印鑑がアップロードされていなければ、sizeは0となるので、この処理から外れることになります。
同時に、印鑑の最大サイズを超えていないかどうかも確認しています。初期設定では、1024 * 1024になっています。(これは1メガのファイルのサイズです)
*最大容量はconfig/constants.phpの110行目で設定しています。変えたい場合はそちらを御覧ください。

続いて、そのファイルがちゃんとアップロードされたものかどうかの確認をしています。

それを通ると、今度はファイルの拡張子の判断となります。
せん茶請求書ではpngjpegjpgのみを許可になっていますので、それに正しいかどうかを判断しています。
さらに、それがあっていても、偽装されている可能性すらあるので、その判定をしています。
ここまでして、やっと正しい画像と認識され、処理に入るわけです。

2:画像の作成

アップロードされた画像の縦と横の長さを取得し、
190行目の
$img = imagecreate($width, $height);
取得したサイズで新たに画像を作成します。
ここから先の操作はGDというPHPの画像処理ライブラリを使って行われています。詳しく知りたい方はそちらをお調べください。
192行目から198行目では作成した画像に色を塗り、その色を塗ったところを全て透明にするという処理をしています。
これにより、何も描かれていない透明な画像が出来上がったことになります。

この下地に印鑑を描くのが以降の処理です。
200行目、$color = imagecolorallocate($img, 255, 50, 50);
で印鑑の色を作成しています。今の状況でだいたい赤位になっています。
もしも印鑑の色を変えたい場合には、この数字を変えてください。
*RGBでの設定になっています。

201行目から222行目の処理が一番肝心な部分になります。
アップロードした画像のピクセル一つ一つが何色になっているのか、RGBで取得し、そのRGBが一定の値を超えていれば透明な画像の同じ場所に色を塗るという処理です。

これにより、印鑑が捺印された部分だけをコピーすることができ、透明な画像の上に印鑑の部分だけが描かれた画像の作成がされたことになります。

*作成した画像をDBへと登録するという訳になるのですが、そのままだと容量が大きくサーバーを圧迫してしまうため、バイナリと呼ばれる形式での保存をしています。詳しいことはバイナリについてお調べください。

長くなってしまいましたが、今回のご説明は以上となります。前置きにも書いた通り、少し難しい部分の説明となってしまいましたが、簡単に言ってしまえば、

透明な画像を作り、そこに印鑑を捺印した。

そんなイメージで捉えていただければ大丈夫です。

もしも何を言っているかわからないという方はコメント等で質問してくださればお答えします。
今回は画像を登録する処理についてご説明しました。実は画像を表示するという処理の方でもまた一悶着あるのですが、それについてはまたいずれご説明します。

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ポップアップ画面について

今回はポップアップ画面についてご説明します。

今回、ご説明するのは2つ
Step :1.ポップアップ処理ファイルのディレクトリ構造
Step :2.ポップアップ処理の流れ

Step :1.ポップアップ処理ファイルのディレクトリ構造

はじめに、ポップアップ処理を行うためのファイルのディレクトリ構造の説明をします。

「せん茶請求書」のポップアップ処理ファイルは以下のディレクトリに配置されています。

|- app
|  |- controllers
|  |  |- ajax_controller.php
|  |
|  |- views
|  |  |- helpers
|  |  |  |- custom_ajax.php
|  |  |
|  |  |- ajax

それぞれ
ajax_controller.php(データの生成)
custom_ajax.php(ポップアップウィンドウの読び出し)
ajax(テンプレート配置フォルダ)
のようになっています。ポップアップ画面をカスタマイズするにはこれらのファイルの流れを理解することになります。

Step :2.ポップアップ処理の流れ

一見複雑な処理をしているように思えますが、ポップアップ処理は至って簡単な処理をしています。それではポップアップの処理がどのような手順で行われているのかを説明します。

ポップアップ処理は主に以下の5つの処理により表示されます。

1, ブラウザ上からJavaScriptへポップアップウィンドウ表示の呼び出しを行う
  ↓
2, JavaScriptからサーバーへのリクエスト送信
  ↓
3, サーバーサイドでのリクエストの処理
  ↓
4, サーバーからのレスポンスの受け取り
  ↓
5, ポップアップの表示

以上がポップアップ表示の為のプログラムの流れとなります。
理解していただけましたでしょうか?

ポップアップを自由にカスタマイズできるような準備もしてありますが、それについてはまたの機会に紹介したいと思います。

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帳票出力の簡単なカスタマイズについて

今回は出力される帳票の簡単なデザインカスタマイズ方法についてご説明します。

今回操作するファイルは以下です。

billpdf.php(請求書PDF)
deliverypdf.php(納品書書PDF)
quote.php(見積書PDF)
PDFのファイル配置についてはこちらを参照ください

各PDF出力用プログラムはMBFPDFを継承した拡張クラスで構成されています。
せん茶請求書では基本的に1つの項目を表示するために4つの関数を使用します。

SetY(数字)
Y軸方向からの位置を指定します。

SetFont(フォント, スタイル, サイズ)
使用する字体を指定します。

フォント:
  使用するフォントを指定します。日本語を使用する場合は事前にAddMBFont(フォント ,文字コード)を宣言しておかなければなりません。
スタイル:
  フォントのスタイルを指定します。 (空文字: 標準 B: 太字I: 斜体 U: 下線)
サイズ:
  フォントのサイズを指定します。

conv(文字列)
日本語の文字化けを防止します。

Cell(幅、高さ、文字列、境界線、改行、配置)
描画方法の指定を行います。

幅:
  セルの幅を指定します。
高さ:
  セルの高さを指定します。
文字列:
  表示する文字列を指定します。
境界線:
  セルのボーダーを指定します。(0:境界線なし 1:境界線あり L:左に境界線を引く T:上に境界線を引く R:右に境界線を引く B:下に境界線を引く)
改行:
  次にCellをした際のこのCellからの基準値を指定します。(0:右 1:次の行 2:下)
配置:
文字列の配置を指定します。(L:左寄せ C:中央 R:右寄せ)

それでは実際にどうなっているか確認してみます。

ソースコードは以下のようになっています。

//名目
$this->SetY(32);
$this->SetFont(GOTHIC,”,12);
$str = $_param[‘Quote’][‘SUBJECT’];
$str = $this->conv($str);
$this->Cell( 100, 4.5, $str, ‘B’, 1, ‘L’);

今回は赤い枠で囲まれた部分のデザインを変更してみます。

//名目
$this->SetY(30);// すこし上にずらす
$this->SetFont(GOTHIC,”,20);// フォントサイズを大きくする
$str = $_param[‘Quote’][‘SUBJECT’];
$str = $this->conv($str);
$this->Cell( 100, 9, $str, 1, 1, ‘R‘);// 高さを大きくして、境界線をありにして右寄せにする

いかかでしょうか?

このように4つの関数を変更するだけでもデザインを大きく変更することができます。

ぜひ自分好みのデザインの帳票を作成してみてください。

もっと変更したいけどよくわからない、という方は、こちらの記事にメッセージを残していただくか、メールにてご質問ください。

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入力チェックについて

今回は入力チェックについてご説明します。

せん茶請求書の入力チェックは、2種類に分かれています。
 case:1. モデル内で定義した入力チェック
 case:2. モデルを使わない入力チェック

なぜ2つ分かれているのかは後ほどご説明します。
まずは上記「case:1」の場所からご説明したいと思います。

case:1. モデル内で定義した入力チェック

step1.実際の設定
せん茶請求書の大半のフォームの入力チェックがこの項目に含まれています。
設定している場所は
app/modelsにある、多くのphpファイルの中です。
例えば、bill.phpならば、請求書作成時の入力チェックが、company.phpならば、自社設定時の入力チェックとなっています。
それでは、実際の作業を交えながらご説明します。

bill.phpを開くと、上の方(せん茶1.1.1では21行目)に
var $validate
という変数が見つかります。
変数の中には
‘SUBJECT’ => array(
      ”rule0″ => array(‘rule’ => array(‘spaceOnly’),
                 ’message’ => ‘スペース以外も入力してください’
      ),
      ”rule1″ => array(‘rule’ => ‘notEmpty’,
                 ’message’ => ‘件名は必須項目です’
      ),
      ”rule2″ => array(‘rule’ => array(‘maxLengthJP’, 20),
                 ’message’ => ‘件名が長すぎます’
      ),
),
のような、項目が中に入っています。これが入力チェックを設定している箇所となっています。

上記SUBJECTというのが、せん茶請求書の請求書作成時における、「件名」となっています。
rule0の中には(‘rule’ => array(‘spaceOnly’)と設定されています。
この項目は件名にスペースだけが入力された時にエラーにする、という設定です。
‘message’ => ‘スペース以外も入力してください’ ではエラー発生時のメッセージを設定できます。

同様に、notEmptyは何も入力されなかったとき、maxlengthJPは入力文字の最長を決める役割をしています。

step2.独自の入力チェック

上記で説明したルールの他にも多くの入力チェックがあります。
その中の入力チェックは2種類に分けられます。
 1.cakephpで最初から設定されている入力チェック
 2.せん茶請求書の独自の入力チェック

1については、cakephpについてお調べください。
2について、場所をご説明します。
app/plugins/cakeplus/models/behaviors/add_validation_rule.php
です。
このプラグインはオープンソースのプラグインを使用しています。
この中に多くの設定が含まれています。
また、独自の入力チェックを作成したい時も、ここに書きこむことによって、step1での設定が可能となります。
詳しくは、add_validation_rule.phpにて説明されているので、そちらを御覧ください。

case:2. モデルを使わない入力チェック
複数の項目にまたがっての入力をチェックをしなければいけない場合など、cakephpの入力チェックでは実装することが困難だったため、cakephpの入力チェックを使用していない部分があります。
帳票ページの項目欄、自社設定などの電話番号やFAX番号などが、この項目に含まれています。
その設定場所は
app/app_controller.php
となっています。
31行目にfunction item_validation($_param,$_field)という関数があります。
この関数は帳票の項目欄での入力チェックとなっています。
この関数をapp/controllersのそれぞれのコントローラーで使用することにより、入力チェックを実装しています。

変更したいけどcakephpがわからない、という方は、こちらの記事にメッセージを残していただくか、メールにてご質問ください。

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1.0.1から1.1.0のバージョンアップの手順について

「せん茶請求書」ver1.0.1から1.1.0へのバージョンアップは差分ファイルを適応するという形式をとっています。
しかし中には、バージョンアップの方法がわからない方もおられるかもしれません。そんな方達のために、今回は、共用レンタルサーバで実際に行った手順を記載します。

「せん茶請求書」のバージョンアップには大きく分けて3つのステップが必要となります。
Step1: DBの変更
Step2: ソースを上書きする
Step3: app/tmp/cache/modelの削除を行う
補足でアップロードの確認として、今回のバージョンアップで適応した
「単価」「数量」の小数点入力
についても軽くご説明していますので、そちらも御覧ください。

Step :1.DBの変更

ダウンロードしてきたファイルを解凍すると、sencha-invoice-1.1.0-diffというフォルダが作成されます。

その中のsql/Alter.sqlを開きます。

共用レンタルサーバで提供されているphpMyAdminを開きます。
ユーザー名とパスワードを入力し、ログインします。
「せん茶請求書」をインストールした、DBを選択。

上記画像のような、SQLを押下します。
フォーム欄にAlter.sqlの

–小数点対応

<この部分>

–end

DB2
をコピーし、「実行する」を押下します。
これでDBのアップデートは終了です。

※インストール時にDB設定でプレフィックスを設定して登録された場合は、以下のように
してください。
ALTER TABLE `プレフィックス`.`テーブル名 `カラム名`;

Step :2 ソースを上書きする

FFFTPで「せん茶請求書」をインストールしたホストに接続します。
左の窓には
sencha-invoice-1.1.0-diff/src
フォルダを開きます。

SRC1

上記画像のような画面が表示されます。
その画面の状態で、
左窓のappを右クリック、アップロードを選択します。

SRC2

すると上記のような窓が表示されます。
上書きをチェック(デフォルトのまま)されていることを確認し、「以降全て」を押下します。そうするとアップロードが始まります。

下にファイル一覧の取得は正常終了しました.
と表示されればアップデートは完了です。

Step :3、app/tmp/cache/modelの削除を行う

FFFTPにて、「せん茶請求書」をインストールしたホストに接続します。step2でアップロードし終えた直後だと、そのままで大丈夫です。
右欄をapp→tmp→cache→modelと遷移していきます。

DEL1

画像のようになれば大丈夫です。
その中から、empty以外の全てのファイルを選択し、右クリック、削除を選択します。

DEL2
確認窓がでますが、全て削除を押下してください。

下にファイル一覧の取得は正常終了しました.
と表示されれば削除終了です。

補足 :アップデートを確認する

せん茶1.1.0で追加された機能が実際に動くかを確認します。
ブラウザでせん茶をインストールしたページを開きます。
自社設定の基本情報を登録するページの中段

Check1

「支払情報」に数量小数表示と単価小数表示が追加されています。
デフォルト状態では桁なしになっていますが、ここでは両方小数点第二位を選択し、保存を押下してください。
無事に保存された事を確認し、帳票ページへと遷移してください。
「新規作成」もしくは「編集」ページを開きます。
帳票明細の割引設定の下に「数量小数表示」と「単価小数表示」が表示されています。

Check2

※ここでのデフォルトは先ほど、自社設定で入力されたものとなっています。この記事の通りに入力した方は両方小数点第二位になっているはずです。

表示を確認したら、項目欄に実際に入力し、動作を確認します。
数量と単価に小数点を入力します。
現在は小数点第二位までの表示となっているので、第三位以降はカットされます。

※実際にはカットされるのではなく、第三位を四捨五入するようになっています。

チェックを変えると入力してある項目の数字も変わるようになっています。
例えば、小数点第二位となっているのを小数点第一位にすると、1.01と入力してあるのが、1.0に変わります。
このように、小数点の処理を色々と変更しつつ、動作をチェックしてください。
それぞれ
数量は整数部+小数部が6文字まで
単価は整数部+小数部が8文字まで
入力可能となっています。
実際の処理が確定したら、「保存」を押下してください。

Check3

確認画面に遷移し、小数が入力されていることを確認してください。
また「プレビュー」を押下し、そこにも小数が入力されていることを確認出来れば、アップロードの確認は終了です。

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帳​票​の​カ​ラ​ー​設​定

「せん茶請求書」に限らず、帳票のデザインというのは帳票を作成するにあたって、重要な要素となります。中には、自分で独自にデザインをしたいという方もおられるでしょう。今回は簡単にですが、帳票のデザインの変更方法についてご説明いたします。

今回、ご説明するのは2つ
Step :1.帳票出力クラスのディレクトリ構造
Step :2.帳票の色を変えたい場合

Step :1.帳票出力クラスのディレクトリ構造

「せん茶請求書」では、帳票をPDFとして出力しています。PDFを独自にデザインするためには、PDFのデザインをしているクラスのプログラムを変更する必要があります。
その場所についてご説明します。

|- app
|   |- webroot
|   |- views
|   |- vendors
|   |     |- shells
|   |     `- pdf
|   |         |- font
|   |         |- tutorial
|   |         |- billpdf.php(請求書PDF)
|   |         |- deliverypdf.php(納品書書PDF)
|   |         |- excn.php
|   |         |- exja.php
|   |         |- fpdf.css
|   |         |- fpdf.php
|   |         |- mbfpdf.php
|   |         |- quote.php(見積書PDF)
|   |         `- receiptpdf.php(領収書PDF)
|   |- tmp
|   |- tests
|   |- plugins
|   |- models
|   |- locale
|   |- libs
|   |- controllers
|   |- config
|   |- app_model.php
|   |- app_controller.php
|   `- index.php
|
|- cake
|- vendors
|- plugins
|- LICENCE
|- README
`- index.php

それぞれ、
billpdf.php(請求書PDF)
deliverypdf.php(納品書書PDF)
quote.php(見積書PDF)
receiptpdf.php(領収書PDF)
のようになっています。帳票のデザインを変更する場合には、自分が変更したい帳票のファイルを変更していくことになります。

「せん茶請求書」では、FPDF・MBFPDFといった、オープンソースのライブラリを使用しPDFを作成しています。

Step :2.帳票の色を変えたい場合

1.色の追加と変更

帳票の色というのは、独自性を出すための大事な要素です。「せん茶請求書」では、黒、青、赤の三種類の色を選択できるようになっています。ですが、さらなる独自性を求めて、他の色を使いたいという方おられるでしょう。その方のために色の追加・変更方法をご説明します。

色を変更するためには、色を設定しているファイルを変更する必要があります。そのファイルは
app/config/constants.php
というファイルです。このファイルは「せん茶請求書」で使用される色々な定義が記述されています。
エディター等でファイルを開き、99行目~107行目の

//帳票カラー設定
Configure::write(‘ColorCode’,array(
0 => array( ‘name’ => ‘黒’,
‘code’ => array(‘r’=>’00’,’g’=>’00’,’b’=>’00’,)),
1 => array( ‘name’ => ‘青’,
‘code’ => array(‘r’=>’00’,’g’=>’00’,’b’=>’FF’,)),
2 => array( ‘name’ => ‘赤’,
‘code’ => array(‘r’=>’FF’,’g’=>’00’,’b’=>’00’,)),
));

と記述されている箇所を探します。
ここが帳票のカラーを指定している箇所となります。
ご覧のとおり、色はRGBによって指定されています。
例えば、青をもうちょっと薄くしたいという場合は、

1 => array( ‘name’ => ‘青’,
‘code’ => array(‘r’=>’00‘,’g’=>’00‘,’b’=>’FF‘,)),
という箇所を

1 => array( ‘name’ => ‘青’,
‘code’ => array(‘r’=>’A0‘,’g’=>’A0‘,’b’=>’FF‘,)),

というようにr,g,bの値を変更すれば変更完了です。

同じように色を追加したい場合には、
Configure::write(‘ColorCode’,array(
0 => array( ‘name’ => ‘黒’,
‘code’ => array(‘r’=>’00’,’g’=>’00’,’b’=>’00’,)),
1 => array( ‘name’ => ‘青’,
‘code’ => array(‘r’=>’00’,’g’=>’00’,’b’=>’FF’,)),
2 => array( ‘name’ => ‘赤’,
‘code’ => array(‘r’=>’FF’,’g’=>’00’,’b’=>’00’,)),
3 => array( ‘name’ => ‘黄’,
‘code’ => array(‘r’=>’FF’,’g’=>’00’,’b’=>’00’,)),
));

というように

3 => array( ‘name’ => ‘黄’,
‘code’ => array(‘r’=>’FF’,’g’=>’00’,’b’=>’00’,)),
を追加してあげれば追加完了です

*ファイルを変更し終えた後は上書き保存することを忘れないでください。

2.実際に色を変更

色の追加は終わりましたが、このままでは帳票の色は変更しません。変更するためには、色を指定する必要があります。
変更は、WEB上の自社設定でできます。
自社基本情報の中に、「枠色」という項目があります。
項目を押下すると 黒、青、赤 という項目、それに追加した項目があるはずです。
その追加した項目を選択すれば、帳票をその色へと変更することができます!

*項目が現れない場合には、更新を押下してみてください。

本日は、帳票のデザインについてご説明いたしました。
わからない方法等があればコメント等をしてもらえれば幸いです。
デザインは、個性を出すための大事な要素です。ぜひお試しください!

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今後のロードマップ、マルチユーザ対応ほか

先日、4月12日にソースコードの配布を開始し、日々ダウンロード数が増えております。
現在、ユーザの皆さんからご感想や追加機能のご要望などもいただいておりますが、ここで今後のロードマップについてお知らせします。

■5月中旬: マイナーアップデート版「せん茶請求書1.1」リリース
1. 「単価」「数量」の小数点入力対応
2. インストーラの改善

■6月中旬: メジャーアップデート版「せん茶請求書2.0」リリース
1. マルチユーザ機能
 複数ユーザの登録が可能
2. 監査ログ機能
 管理者はユーザのログイン/ログアウト時間が把握できる 
3. 帳票データのExcel出力機能
 帳票明細の内容が出力可能
4. メール送付・確認機能
 帳票のPDFデータをメールで送付して、顧客や社内他部門・上司などへの確認が可能
5. 帳票間での複製
 見積書の内容を納品書に転記するなど、ボタン一つで帳票間での転記が可能 
6. 帳票の横フォーマットの追加
 横フォーマットの帳票の作成が可能

どうぞご期待ください!

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社判を画像データにするには



「せん茶請求書」では、帳票に自動押印する機能がありますが、機能を活用するにはまず、社判の画像を用意する必要があります。そこで、今回は社判をスキャンし、画像データにする方法について説明します。ここで説明する方法は、「自社担当者設定」の担当者印の登録の際にも応用できますので、一度試してみてください。

今回説明する方法ではWindowsにある機能を利用しますので、特にそれ以外の画像加工ツールなどは必要ありません。

※「せん茶請求書」の社判登録で画像を登録する時に、自動的に透過処理(背景抜き)とリサイズ処理がされます。

Step.1 :社判のスキャンを行う

まずは、A4の白紙に社判を押印し、それを会社・ご自宅にあるスキャナーや複合機でスキャンします。(データの保存形式は「Jpeg」を推奨しますが、bmp(ビットマップ)形式でしか保存できない場合は、下の方法でJpegに変換することができます。)スキャンする画像はそのまま利用しますので、押印する際は、かすれたり、見切れたりしないように注意してください。


図をクリックすると、拡大して表示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【bmp(ビットマップ)から、Jpegへ変換する方法】

スキャンしたデータを「Paint」で開き、メニューより「名前をつけて保存」を選び、保存形式を「Jpeg」を選択して保存すれば、bmpからJpegに変換することができます。

 

Step.2 :スキャンしたデータのトリミングを行う

次に、必要なのは社判の画像ですので、不必要な余白部分は全てトリミングして、除きます。トリミングの方法については、以下の1~6の手順に沿って行えます。


1.スキャンした判子の画像データをWindows純正画像編集ソフト「Paint」で開きます。

図をクリックすると、拡大して表示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 右メニューより「選択」ツールをクリックし、抽出する箇所を点線で選択し、図のように範囲を指定します。

図をクリックすると、拡大して表示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.選択範囲を指定したまま、右メニューで「コピー」をクリックします。

図をクリックすると、拡大して表示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.コピーをした後、メニューの「ファイル」より「新規」を選択し、新規ウィンドウを開きます。

図をクリックすると、拡大して表示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.新規ウィンドウを開いて、「編集」の「貼り付け」をクリックすると、先ほど範囲を指定し、コピーした画像が表示されます。これで余計な部分を切り取り、必要な画像のみにすることができました。

図をクリックすると、拡大して表示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.最後は、メニューの「ファイル」より「名前をつけて保存」をクリックし、画像データを保存します。保存形式は「JPEG」を選択してください(社判登録はPNG形式でも利用可能です)。あとは、お好きなファイル名を設定し、「保存」ボタンをクリックし、完了です。

図をクリックすると、拡大して表示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

以上を行っていただいたうえで、「自社設定」で、社判を登録いただくことができます。

これから、開発者ブログで「せん茶請求書」をご活用いただくうえで必要な情報や、使い方などをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!

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